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高圧ガスの保安に関するお役立ち情報をお届けします! <高圧の物性>

配信日:2021年7月20日

いつもお世話になっております。
大陽日酸株式会社基盤事業支援ユニット営業企画部の大屋です。

弊社の「Safety is Value(安全は価値である)」という理念に基づき、
高圧ガスの保安に関するお役立ち情報を定期的にお届けしております。

今回は「高圧ガスの物性」について、わかりやすく動画で解説しています!
ご興味のある方は、ぜひご視聴ください!

<目次>
【1】高圧ガスの物性<わかりやすい解説動画付き!>
【2】単純窒息性ガスによる酸欠事故

お客様に高圧ガスを安全にお使いいただき、安定した操業を実現していただくために
高圧ガスだけでなく労働災害、生産性向上などの課題解決策である
保安・生産性向上サービスを約60種類取り揃えております。

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【1】高圧ガスの物性<わかりやすい解説動画付き!>
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【高圧ガスの物性】解説動画はこちら⇒ https://www.youtube.com/watch?v=ArjLGCyK64I
※本動画は2週間の期間限定公開となっております。

高圧ガスには多くの種類があり、
それぞれ状態や性質によって分類され、様々な物性のガスがございます。

状態による分類として、圧縮ガス・液化ガス・溶解ガス、
性質による分類として、不活性ガス・可燃性ガス・支燃性ガス・毒性ガス・腐食性ガス、
などに分類されます。

ガスの物性で重要なポイントは、ガスの比重です。
例えば屋内でガスが漏洩した場合、空気より軽いガスは上部、重いガスは下部に滞留し、
それらを吸入してしまうことで酸欠や中毒などの労災に繋がります。
ガス比重を理解しておくことで、適切な安全対策を講じることが可能となります。

ガスの種類によっては取り扱い方を一歩間違えると、
場合によっては死亡につながる危険性もございます。
事故や労災を防ぐためには高圧ガスの物性をそれぞれ十分に理解することが重要です。

そんな高圧ガスを安全にお使いいただくために、
弊社では高圧ガス保安教育などの様々な保安サービスを取り揃えております。
高圧ガスの教育や取扱い等に課題があるお客様は、是非ご相談下さい!
▼ 教育に関する詳細のご確認・お問い合わせはこちら ▼
https://gasequip.tn-sanso.co.jp/kouatsugasukyouiku/

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【2】単純窒息性ガスによる酸欠事故
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厚生労働省資料によると、
自然発火性ガスや許容濃度が0.005ppmの毒性ガスを多種・多量に使用する
半導体産業で67年から84年までに14件の高圧ガス事故があり8人が死亡しています。
その内6人が窒素、アルゴン等の不活性ガスによる酸欠に関わる死亡事故です。

「酸素欠乏症等防止規則」において、酸素濃度は18%以上に保つよう規定されています。
酸素濃度が21%以下になるとめまいや吐き気などを催し、
6%以下では即死亡につながるリスクが高まります。
また、酸素欠乏の空気は、人の五感では知覚できず、
酸欠可能性のある場所では酸素濃度計の設置や携帯が必要不可欠です。

このように酸欠の事故は目に見えない非常に危険なものです。
それぞれのガスの物性を正しく理解することが重要です。

■酸素欠乏症等の労働災害発生状況(1990年~2019年)/厚生労働省 
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05929.html

弊社では約60種類の保安・生産性向上サービスを取り揃えています。
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